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鎌倉時代に大友氏が豊後国の守護となって以降、室町時代、南北朝時代を経て戦国時代に大いに発展した大分県は、清やポルトガルなどと盛んに交易を行う南蛮文化が盛んなチキでもありました。

また、良質な木材や竹の産地であり、木工品や竹細工などの工芸品の名産地としても知られています。

そのため、大分県には国内で作られた陶磁器や工芸品のほか、唐物と呼ばれる大陸由来の陶磁器などさまざまな骨董品や古美術品などを所有している方も多く、遺品整理や蔵整理などの際に見つかることも少なくありません。

一見するとそれほど価値がないように見えても思わぬ価値がつくことがありますので、古い陶磁器や工芸品、茶道具などの売却をご検討の際はぜひご相談ください。

専門的な知識と豊富な経験を持つ査定士が価値を判断し、適正な買取額を提示させていただきます。

大分県での買取事例

    大分県の買取事例一覧

    大分県にゆかりのある骨董品

    小鹿田焼(おんたやき)

    小鹿田焼は江戸時代に生活雑器の需要を賄うために作られ始めた陶器です。現在の福岡県で作られている小石原焼の分流の窯として開かれたため、小石川焼に使われている技法の影響を受けています。鉄分を含んだ黄褐色の粘土で作った器体に飛びカンナ、刷毛目、櫛描きなどの道具を用いて幾何学的紋様を刻み、さらに釉薬を打ち掛けたり流しかけたりしていることが特徴です。その素朴な美しさは大正時代に始まった民藝運動で注目を浴び、「世界一の民陶」と呼ばれるようになりました。

    大分県にゆかりのある作家・作品

    福田平八郎

    福田平八郎は、1892年に大分県で生まれた日本画家です。京都市立絵画専門学校別科、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で絵を学び、1919年に開催された第一回帝展に「雪」が入選し、1921年の第三回帝展では「鯉」が特選となりました。その後も制作に励んだ他、帝展の審査員や新文展(日展)の審査員を務めるなどの功績を残し、1961年に文化勲章を受賞しました。 対象がもつ雰囲気や美しさを抽出した表現が特徴とされてていますが、水の動きを描いた作品は特に評価が高く、帝展で特選となった「鯉」は宮内省の買上げとなっています。

    池永康晟

    池永康晟は、1965年に大分県で生まれた日本画家です。1984年に大分県立芸術短大付属緑丘高校美術科を卒業した後、上京して独学で日本画を描き始めました。最初の作品発表は2005年と遅く、本格的に注目を浴びたのは 2012年に第8回菅楯彦大賞展で佳作賞一席・百花堂賞を受賞してからでした。「君想ふ百夜の幸福」「百満月の輪郭」「少女百遍の鬱憂」などに代表される美人画を得意としており、2015年以降の現代美人画ブームを牽引した画家として知られています。

    糸園和三郎

    糸園和三郎は、1911年に大分県で生まれた洋画家です。1927年に画家を志し上京し、川端画学校、前田写実研究所、前田寛治写実研究所で絵を学んだ後、1930年の春陽会展で初入選を果たします。1931年頃からシュルレアリスムの影響を強く受け始め、1943年には麻生三郎、寺田政明らとともに、自由な表現を求めて新人画会を結成しました。「ブランコの老人」「犬のいる風景」「丘の上の大樹」など、陰鬱でありながらも独特の温かみがある作風は国内外で高い評価を受けており、幅広い人気を博しています。

    田能村竹田(たのむらちくでん)

    田能村竹田は、江戸時代後期の南画家であり、詩人でもある人物で、現在の大分県竹田市の儒医の次男として生まれました。6歳で素読を始め、11歳で藩校由学館に入学して優秀な成績を修めていた竹田は、唐橋君山に詩才を見出されて詩文結社竹田社・米船社の同人に迎えられました。20歳頃から地元画家に画を学んだほか、君山の紹介で江戸で画家をしている谷文晁から文通で教育を受けます。22歳のとき、幕命で「豊後国志」の編纂に携わることとなり、1801年に編纂事業準備のため江戸へおもむき、かねてより文通のあった谷文晁を訪問しました。また、野呂介石にも画法を指南されるなど、学問に励む傍ら、詩や画の技術を高めていきます。1825年に50歳で長崎に遊歴すると、来舶清人や長崎派の画家から中国絵画の技法を学び南画家として活躍しました。多くの人物から様々な画風を学んだ竹田の作品は、文人画らしい写実的な作風で、晩年は特に繊細で味わい深いといわれています。多作であっただけではなく、山水図・人物図・花鳥図など幅広く手掛けており、大分市美術館にも45点が収蔵されています。

    平野五岳(ひらのごがく)

    平野五岳は、1811年に豊後国日田郡(現在の大分県日田市)で生まれた画僧です。11歳の頃、儒学者、教育者、漢詩人である広瀬淡窓の門下生となって詩を学び、30歳のころから田能村竹田に私淑して本格的に画作に取り組み始めます。50歳代に入った幕末頃から、見たものを省略化して描く独自の画風を確立し、明治期に入ってから高く評価されるようになりました。詩・書・画の三つに優れていたため「三絶僧」と呼ばれる五岳は、「梅花書屋図」「青山白雲図」といった山水画の他、書など数多くの作品を残しています。

    朝倉文夫

    朝倉文夫は、1883年に大分県大野郡上井田村(現在の豊後大野市朝地町)で生まれた彫刻家です。1902年に上京し、正岡子規に師事して俳句を学ぼうと志すも、上京した当日に正岡子規が亡くなっていることを知り断念。その後、兄のもとで見た彫塑に魅せられ、東京美術学校彫刻選科に入学し、彫塑制作に没頭します。在学中、貿易商の注文で動物の像の制作を始め、卒業までに1200体以上を制作。また、当時の海軍省が募集していた三海将の銅像に「仁礼景範中将像」で応募し、1等に選ばれて注目を集めます。1907年に卒業制作として「進化」を発表。また、第2回文展に「闇」を出展し、最高賞である2等となり、翌年も「山から来た男」で3等を得るなど功績を積みます。1910年に最高傑作ともいわれる「墓守」発表。さらに、1932年には大隈重信10回忌を記念して大隈重信像を作り、1944年には帝室技芸員に選ばれました。自然主義的写実描写に徹した作風は評価が高く、「東洋のロダン」とも呼ばれています。

    日名子実三(ひなごじつぞう)

    日名子実三は、1892年に大分県臼杵市で生まれた彫刻家です。東京美術学校彫刻科塑造部彫刻を学び、卒業する1919年には作品「晩春」が帝国美術院展覧会に入選して世間の注目を浴びます。学生時代から朝倉文夫の弟子として学んでいましたが、1925年に独立。1931年には、八咫烏を題材に大日本蹴球協会のシンボルマークを手がけました。現在、八咫烏のシンボルマークは日本サッカー協会に受け継がれており、このマークを基に作られた「日本代表エンブレム」は、サッカー日本代表のユニフォームなどに使用されています。

    高山辰雄

    高山辰雄は1912年に大分県大分市で生まれた日本画家です。1931年に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科に入学し、1936年に卒業。1946年ころゴーギャンの伝記を読んで感銘を受け、ゴーギャンの影響が見られる作風となりました。 1946年に出品した「浴室」が日展で特選となり、1949年には日展に「少女」を出品し、再び特選となりました。1960年に「白翳」で日本芸術院賞を取るなど高い評価を得ている高山辰雄の作品は、西洋的なエッセンスも取り入れた幻想的で独特な画風で人気があります。

    大分県の骨董品買取可能エリア

    大分県の市

    大分市、別府市、中津市、佐伯市、日田市、宇佐市、臼杵市、豊後大野市、由布市、杵築市、国東市、豊後高田市、竹田市、津久見市

    大分県の町村郡

    速見郡日出町、玖珠郡(玖珠町、九重町)東国東郡姫島村

    買取品目

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    経験豊富な鑑定士が骨董品を査定

    骨董品の中には専門知識がないと価値に見合った査定をすることが難しい品があります。アジアアートギャラリーでは幅広いジャンルの知識が豊富な鑑定士が価値に見合った査定をいたします。

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    査定額にご納得いただけなかった場合はキャンセルして頂いても構いません。キャンセル料などを請求する事も一切ございませんので、お気軽に出張買取をご利用ください。

    種類や量を問わず鑑定・買取いたします

    倉庫や蔵から出てきた骨董品や、先代がコレクションしていた絵画など、年代や価値がわからないお品も一つずつ丁寧に鑑定させていただきます。

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