アジアアートでは、「茶碗」「壺」「皿」「器」「花瓶」などの陶磁器を幅広く買取しています。
日本の陶磁器はもちろん、ファイアンス焼やデルフト焼といった西洋陶磁、中国・李朝の青磁や白磁など様々な陶磁器の専門知識豊富な査定士が鑑定し、価値に見合った価格を提示させていただきます。
査定料など手数料は全て無料ですのでお気軽にご相談ください。
土や石の粉などを練って形を作り焼いて固める「焼物」は、紀元前から存在しており人類の歴史に古くから寄り添ってきました。
火を操る技術が向上し、より高い温度で焼成が可能になると、土器は炻器や陶器、磁器へと進化しただけではなく、様々な形や色に変わり、美しい模様で彩られるようになりました。
現在でも世界中のあらゆる地域で様々な焼物が作られており、歴史的な価値のある品や工芸的・美術的に優れた品は高い価値が付きます。
なかでも、禅的美意識が感じられる茶碗や、ジャポニズムブームの一端を担った伊万里焼、文化大革命で破壊の対象となった中国の景徳鎮などは世界的な人気が高く、時代や状態によっては高値がつくことがあります。
茶碗、花瓶、オブジェ、皿、カップ、ティポット、根付、酒器など
楽焼、萩焼、唐津焼、有田焼、伊万里焼、鍋島焼、美濃焼、備前焼、信楽焼、志野焼、織部焼、瀬戸黒、益子焼、九谷焼、高麗青磁、李朝白磁、景徳鎮、セーヴル焼、リモージュなど
ノリタケ、大倉陶園、NARUMI、ロイヤルコペンハーゲン、マイセン、ウェッジウッド、ロイヤルデルフト、ヘレンドなど
薩摩焼
李朝
草花文花瓶
古信楽
赤絵皿
紫砂
| 青木龍山 | 荒川豊蔵 | 石黒宗麿 | 池順鐸 | 伊勢崎淳 | 板谷波山 | 五代伊藤赤水 | 伊東東彦 | 井上萬二 | 十三代今泉今右衛門 | 十四代今泉今右衛門 | 永楽善五郎 | 岡部嶺男 | 大樋長左衛門 | 加藤孝造 | 加藤卓男 | 加藤土師萌 | 加茂田章二北大路魯山人 | 金重陶陽 | 金城次郎 | 鯉江良二 | 近藤悠三 | 十四代酒井田柿右衛門 | 坂田泥華 | 島岡達三 | 清水卯一 | 鈴木藏 | 武腰潤 | 田中佐次郎 | 田村耕一 | 沈寿官 | 塚本快示 | 三代徳田八十吉 | 富本憲吉 | 中川自然坊 | 中里無庵 | 中島宏 | 濱田庄司 | 葉山有樹 | 原清 | 福島善三 | 藤原啓 | 藤本能道 | 藤原雄 | 前田昭博 | 松井康成 | 三浦小平二 | 三輪休和(十代三輪休雪) | 三輪壽雪(十一代三輪休雪) | 真葛香斎 | 三代山田常山 | 山本陶秀 | 柳海剛 | 吉田美統 | 吉川雪堂 |
陶磁器の価値は産地、作者やブランド、希少性、状態などによってきまします。
陶磁器は産地によって土の色や器の肌、特徴などが異なります。
例えば、急須で有名な「常滑焼」はマットな艶のある暗褐色の器肌が特徴的で、茶道の茶碗として人気がある「萩焼」は表面に貫入という細かなひびが入っているのが特徴です。
これらの特徴は焼物の持ち味であり、それぞれの持ち味によって用途や需要が変わります。これは、産地によって人気の高さが違うという意味でもあり、人気の高さの違いは査定額の違いとなります。
日本の陶磁器の場合、茶人に愛好される茶碗として名高い「楽焼」「萩焼」「唐津焼」は需要が高いため値が付きやすく、品物によっては高い価値が付きます。
有田焼、伊万里焼、備前焼、信楽焼、九谷焼など、有名産地の焼物も高額買取になることがあります。
人間国宝や有名な作家、窯元の品は価値が付きやすく高価買取になる可能性があります。
また、高級食器ブランドの品などは元の値段が高価なため買取価格も高額になる傾向があります。
ただし、世襲制で代々名前を引き継いでいる職人や窯の場合は、どの代の品であるかによって価値が変わったり、同じブランドでもシリーズや時代によって価値が変わったりします。
一点ものやハンドペインティングの品など希少性が高い品は高価買取になる可能性があります。特に、作られた時代が古いと破損等により現存数が減っているため希少価値が高くなり、古伊万里、古瀬戸、古信楽などは高い価値が付くことがあります。
また、ブランド食器の場合は廃版になったシリーズやカラー、限定生産品は希少価値が付きます。
例えば、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは初期1960年以前の品は価値が付きやすい傾向があり、特に初年度のイヤープレートはかなりの高額査定が期待できます。
また、1990年代以降など新しい時代のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートはは価値が付きにくくなっていますが、2010年の白熊柄は人気があるため高値がつきやすく、限定生産カラーである緑であれば通常の青いプレートよりも赤い価値が付きます。
割れ、欠け、ヒビ、傷や装飾部分の剥がれ、シミなどがなく保存状態が良い品は値が付きやすく、古い品や希少性が高い品であれば高価買取が期待できます。
また、ティーセットなどはカップ、ソーサー、ポットなどがすべてそろっている、箱や品質保証書などの付属品がついていると査定額が上がる可能性があります。
茶碗などの場合、家元などの箱書きがある品や銘がついている品、鑑定書付きの品だと価値が高くなります。
このようなお品物でもしっかり価値を鑑定
他店で断られたお品物でも当社ではしっかりと鑑定・査定いたします
欠け
汚れ
変形
サビ
シミ
虫食い
食器や壺、花瓶などは実用出来ない状態の品は買取不可となることが多いですが、骨董的な価値が高い品は破損していても買取可能なことがあります。また、実用には問題ない程度であれば買取可能なこともありますので、一度ご相談ください。
陶磁器の産地や種類は非常に多岐にわたります。買取品目として挙げている産地や種類はあくまで参考とお考え下さい。
アンティーク食器や近現代の限定生産品など骨董以外の陶磁器の買取もしておりますが、大量生産品など内容によっては買取できないこともあります。一度ご相談ください。
「焼物」は紀元前から人類の生活とともにあり、その用途や時代によって様々な品が作られてきました。
最も初歩的な焼物は、水を混ぜた粘土を比較的低い温度で焼き固めて作る「土器」です。焚火の中に入れて焼くような原始的な方法で作られた土器は、むき出しの土肌に空いた小さな穴が水を吸い、時間が経つと外に染み出してしまうという欠点がありました。
この欠点を補うものとして、土をさらに高い温度で焼いて焼き締めを行う「炻器」が誕生します。日本では古墳時代から「須恵器」と呼ばれる高温で焼いた炻器が作られ、そこから数えられる「備前焼」「信楽焼」「丹波焼」「瀬戸焼」などが誕生します。
また、高温で焼くのではなく「釉薬」という薬品を塗って表面をガラス質の層でおおって耐水性を持たせる方法も発明されます。これが「陶器」と「磁器」です。
現在世界中で作られている焼き物の多くは、陶器と磁器のいずれかに分類されます。陶器と磁器は基本的な作り方は同じですが、使用する土の質と焼成時の温度に違いがあり、その違いから風合いにも大きな差が出ます。
「陶器」は全体的に厚みがあり、ずっしりとした重みがあることが特徴です。
釉薬がついている部分はガラス質で耐水性がありますが、釉薬がかかっていない部分は吸水性があります。土の風合いが感じられることから「土もの」と呼ばれることがあり、素朴で親しみやすい印象です。
「磁器」は陶器よりも軽くて硬くて薄いことが特徴です。全体的に滑らかで艶があり、指ではじくと金属のような高い音がします。
その風合いから「石もの」と呼ばれることもある磁器は、洗練された印象と高級感があることから王侯貴族などに古くから愛されています。
日本では紀元前から土器が作られており、古墳時代からは炻器である「須恵器」が作られ、奈良時代や平安時代からは中国の「唐三彩」などにならって釉薬を使った焼物が作られるようになりました。
この、釉薬を使った焼物は現在の愛知県尾張地方の「猿投窯(さなげよう)」で作られていましたが、時代が経つにつれてその周辺でも焼物が作られるようになり、「せともの(せともん)」という陶磁器の代名詞になっている「瀬戸焼」や、赤くて艶のある急須で有名な「常滑焼」に発展していきます。
また、猿投窯以外でも炻器や陶器は作られており、それらが「備前焼」「信楽焼」「丹波焼」「越前焼」に発展します。この六つの焼物は鎌倉時代ごろから現在まで途絶えずに続いており、「日本六古窯」と呼ばれています。
また、安土桃山時代には朝鮮半島の陶工が日本に渡来し「唐津焼」「萩焼」などが作られるようになり、千利休が侘び茶に合う茶碗を求めて「楽焼」を作らせるなど、茶人好みの茶碗が数多く作られました。
さらに、同時期に現在の佐賀県で磁器が生産されるようになり「伊万里焼」となります。伊万里焼は中国の明王朝の滅亡によって輸出が途絶えた「景徳鎮」代替品としてのヨーロッパに輸出されて人気を博しました。なかでも、乳白色の釉薬を使った「柿右衛門」様式の伊万里焼や、金を焼き付けた「金襴手」の伊万里焼は高い人気がありました。
中国や朝鮮半島でも古くから陶磁器が作られていました。
特に中国では磁器が発達し、紀元前から青磁が作られ、6世紀には世界に先駆けて白磁が作られています。
10世紀の宋の時代になると中国陶磁器は黄金時代を迎え、北部では青磁が、南部では白磁が多く作られます。景徳鎮で白磁が作られはじめ、ヨーロッパでは白磁のことを「チャイナ」と呼んで珍重しました。
朝鮮半島では中国の影響を受けた焼物が作られました。
なかでも有名なのが10世紀から14世紀末まで続いた高麗王朝で作られた「高麗青磁」と、高麗の後に誕生した李朝の「李朝白磁(粉青沙器)」です。端正で装飾的な高麗青磁と素朴な李朝白磁はどちらも人気が高く、特に日本では李朝白磁の素朴さが侘び茶に合うということから「高麗茶碗」として愛されてきました。
ヨーロッパでも古くから陶磁器が作られていました。
スズを釉薬に使った「ファイアンス焼」がオランダで中国や日本の陶磁器の影響を受けた「デルフト焼」となり、イギリスやドイツに広まります。
ヨーロッパでは磁器の原料となる長石が採掘できなかったため、輝くように美しい白磁は憧れの存在であり、中国磁器へのあこがれから白い陶器に青で中国風の絵付けを施したり、長石の代わりに牛骨を使って白く仕上げる「ボーンチャイナ」を生み出したりしました。
ドイツのマイセンやイギリスのウェッジウッド、オランダのロイヤルデルフトなどは中国や日本の陶磁器の影響を受けたブランドです。
お客様が安心してご利用いただける買取店を目指しております
骨董品の中には専門知識がないと価値に見合った査定をすることが難しい品があります。アジアアートギャラリーでは幅広いジャンルの知識が豊富な鑑定士が価値に見合った査定をいたします。
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倉庫や蔵から出てきた骨董品や、先代がコレクションしていた絵画など、年代や価値がわからないお品も一つずつ丁寧に鑑定させていただきます。
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