浮世絵を高価買取

アジアアートでは、「役者絵」「風景画」「武者絵」「美人画」など浮世絵を幅広く買取しています。
浮世絵の専門知識豊富な査定士が鑑定し、価値に見合った査定額を提示いたします。査定料など手数料は全て無料ですのでお気軽にご相談ください。


江戸時代から描かれるようになった「浮世絵」は、はがきや切手、お菓子のパッケージなどにも使われており、日本人にとってなじみの深い絵画ジャンルです。
また、浮世絵は19世紀のヨーロッパで高い評価を得て「ジャポニズム」の火付け役となっただけではなく、マネやゴッホ、モネといった近代西洋絵画界の巨匠にも大きな影響を与えました。
現代でも「クールジャパン」を象徴するジャンルとして人気がある浮世絵は、日本はもちろん海外にもコレクターが多く、品物によっては高い価値が付くこともあります。

浮世絵の買取品目

役者絵、名所絵、道中絵、武者絵、美人画、張交絵、源氏絵、開化絵、錦絵、戯画、相撲絵、浮絵、春画、歴史絵、戦争絵

  • 役者絵

  • 道中絵

  • 源氏絵

浮世絵の代表的な作家

| 葛飾北斎 | 歌川広重 | 歌川国芳 | 喜多川歌麿 | 菱川師宣 | 鳥居清信 | 鳥居清長 | 月岡芳年 | 東洲斎写楽 | 鈴木春信 | 宮川長春 | 勝川春章 | 北尾重政 | 鳥文斎栄之 | 歌川国貞 | 歌川豊国 | 水野年方 |

  • 喜多川歌麿

  • 鈴木春信

  • 北尾重政

浮世絵の買取ポイント

浮世絵の価値は主に作者によって決まります。
また、浮世絵が肉筆画であるか木版画であるか、木版画の場合は色や線が鮮明であるか、初摺り・後摺り・復刻版などの違いによって価値が大きく変わります。
希少性や市場での人気なども査定額に影響するため、正確な価値を判断するには豊富な知識と鑑定眼が必要となります。

作者

基本的には古い時代の品ほど骨董的価値が付いて全体的な価値が高くなります。
ただし、古い品ほど状態が悪いことが多いため古いというだけで高額になるとは限りません。古い品の場合、ある程度の傷や退色は経年劣化として考えられ査定に響かないこともありますが、著しく美観を損ねる場合は買取不可となることもあります。
また、中国ではたびたび廃仏毀釈行われたため、中国の古い仏教美術品は破損していることも多く、破損していても価値にあまり影響しないこともあります。まずは一度ご相談ください。

初摺り・後摺り・復刻版

古い時代に作られた品は希少性が高いことが多く査定額が高額になりやすい傾向があります。
また、仏像や仏具は使用している素材の希少性によっても価値が変わります。黒檀、紫檀、白檀、象牙などを使った仏像や仏具は価値が付きやすく、大きさなどによっては高額査定になる可能性があります。
仏画では曼荼羅や来迎図は希少価性が高く、時代や作者、大きさなどによっては高い価値が付きます。
チベットや中国、東南アジアの仏教美術品などにも希少性が高い品があります。

希少性

仏教では、開祖であるゴータマ・シッダルダが悟りを開いて仏になった「釈迦如来」のほか、極楽浄土の教主である「阿弥陀如来」や阿弥陀如来の脇侍としてされることが多い「普賢菩薩」や「観音菩薩」など様々な仏が存在します。
仏は大きく分けて「如来」「菩薩」「明王」「天」という位に分けられますが、位が高い仏ほど人気も高く、「如来」「菩薩」の仏像や仏画は高い価値が付きやすい一方、「明王」「天」はやや価値が付きにくい傾向があります。
また、同じ位の仏でも認知度や人気によって需要が変わるため査定額に差が出ることがあります。
釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、薬師如来、文殊菩薩、普賢菩薩、弥勒菩薩、観音菩薩、不動明王、大黒天など、各宗派の本尊になっている仏や信仰する人が多く認知度の高い仏は値が付きやすくなります。

状態

虫食いや破れ、シミ、褪色などがある浮世絵は価値が下がり、状態や内容などによっては買取できないこともあります。 保存状態が良い品は価値が付きやすく、内容などによっては高価買取が期待できます。

このようなお品物でもしっかり価値を鑑定

他店で断られたお品物でも当社ではしっかりと鑑定・査定いたします

  • 欠け

  • 汚れ

  • 変形

  • サビ

  • シミ

  • 虫食い

浮世絵の買取に関するよくある質問

作者不明の浮世絵でも買取可能ですか?

サインや落款がない浮世絵や有名ではない絵師の浮世絵も歴史的な価値がある品や美術的に優れた品などは買取可能であることが多く、品物によっては高額になる可能性があります。
また、当時取り締まり対象であった春画など、作品によっては異なる雅号(活動名)を使ってサインしていたり、サインをしていなかったりする場合や、葛飾北斎のように雅号を何度も変えている場合は知識がないと誰の作品であるか判断ができず「作者不明」とみなされ、実際よりも低い価値を付けられることがあります。
アジアアートでは、専門知識豊富な査定士が一点一点鑑定して価値を判断いたします。
作者不明の浮世絵でもお気軽にご相談ください。

状態が悪い品でも買取可能ですか?

浮世絵は歴史的な価値があるため状態があまり良くない作品でも価値が付きやすく、歴史的価値や希少的価値が高い品は高額査定になることもあります。買取可能かどうかは査定しないと判断できないため、まずはお気軽にご相談ください。

1点でも出張買取できますか?

浮世絵1点でも出張買取で対応させていただきます。
また、浮世絵以外にも茶道具や陶磁器、掛軸、西洋絵画、着物なども買取っていますので、売却を検討している品があれば同時に査定に出して下さい。

査定に出す前に補修した方がよいですか?

骨董品はオリジナルの状態である穂と価値が高く、補修した品は価値が下がるのが一般的です。
とくに、自己補修は価値を下げてしまうだけではなく状態をさらに悪化させてしまう可能性があるため、絶対に行わないでください。 汚れていたり破れていたりする状態が悪い品も、補修などは行わずそのまま査定に出してください。

浮世絵の特徴

浮世絵は江戸時代初期ごろに成立した絵画ジャンルのひとつです。
「浮世」という言葉には諸説がありますが、大きな意味で「この世」という意味があります。古い時代では「うきよ」というと「憂き世」というようにネガティブな意味で使われていたようですが、江戸時代では恋愛に関する話題を意味する「浮いた話」や、流れに合わせて形や位置を変化させるなど自由さをイメージする「浮き」に置き換わり、軽やかでしゃれた世の中やとりとめもない世の中といったニュアンスで使われるようになりました。
浮世絵はその名前の通り「浮世を描いた絵」であり「浮世の求めに応じて描かれた絵」です。
庶民の生活の様子や景勝地の風景、当時流行のファッションや人気のある役者、世の中に対する風刺など様々な題材が描かれました。性をテーマとした「枕絵」や「春画」なども描かれており、飾って鑑賞する絵画というよりは現在の雑誌に近い性質を持っているといえるでしょう。

浮世絵の歴史

浮世絵というジャンルを確立したのは、現在の千葉県である安房国に生まれた菱川師宣という絵師です。幼少のころから絵が巧みだった菱川師宣は、当時主流だった土佐派・狩野派・長谷川派といった絵師の作品を見て絵画を学び、絵師を職とすることを志します。
しかし、土佐派・狩野派・長谷川派の絵を見て学んだものの正式に弟子入りしたわけではないため後ろ盾もなく、全くの無名絵師であったため仕事を得ることがなかなかできなかったため、美しい女性を描いた絵を吉原の遊郭で売ることを思いつきます。
美人画が流行していた当時、菱川師宣が描いた美人画は人気を得ましたが、筆を使って手描きする「肉筆画」であったため大量生産ができなかっただけではなく、一枚当たりの価格も高かったため売れにくいという問題がありました。

そこで菱川師宣は、本の印刷に使われていた「木版」を使うことを思いつきます。
庶民の識字率が高かった江戸時代、読書は娯楽として人気があり貸本業などが大変にぎわっていました。文章に添える「挿絵」も字と同様に木版で印刷されていたため、菱川師宣は挿絵画家として実績を上げていきます。
時代が流れると、書籍は少しずつ「文字を読んで楽しむもの」から「絵を見て楽しむもの」に変化していきました。挿絵が大きくなり、絵がメインの絵本も発行されて庶民の間で人気を博し、やがては庶民の間に「絵を見て楽しむ文化」が生まれました。
本の挿絵から絵本へと変化した木版画は書籍という形から離れた一枚絵となり、「浮世絵」と聞いて多くの人がイメージする「木版画の浮世絵」が誕生します。

その後、喜多川歌麿、東洲斎写、歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳などの絵師が活躍し、様々な題材の浮世絵が生み出されていきます。
木版画の技術も向上し、使用される色数が増えるなど技巧的になっていった浮世絵は、1867年に開催されたパリ万博に出品され西洋諸国の貴族階級の注目を集めました。
また、それまでの西欧諸国では肖像画や宗教画が主流であったため、風景や庶民の生活を描いた浮世絵非常に斬新で、浮世絵の独特な構図や色遣いも西洋の画家たちに大きな衝撃を与えたといわれています。特に、従来の絵画とは異なる表現を模索していた印象派やポスト印象派の画家たちに広く受け入れられ、色遣いや構図などに影響を与えただけではなく、人物の背景に浮世絵が飾られているなど、作品の中に浮世絵そのものを取り入れられることもありました。
明治維新後は西洋化していく東京の変遷を描いた「開化絵」や戊辰戦争や西南戦争をテーマとした「戦争絵」などを描いた浮世絵も誕生しましたが、写真や新しい印刷技術が発明された影響などを受け徐々に衰退しました。

浮世絵の種類

肉筆の浮世絵は鑑賞用の絵画的な性質が強い一方、木版画の浮世絵は大衆娯楽のために描かれた商業的な性質が強く、当時のニーズに応じた多種多様な作品が描かれました。
そのため、浮世絵の種類は非常に多く分類が難しい作品もあります。
代表的な種類としては、吉原の遊女や楊貴妃などの歴史上の美女など美しい女性を描いた「美人画」、歴史上の武将や物語りに登場する武者を描いた「武者絵」、旅行ブームであった江戸時代のお土産やガイドブック的な役割を果たした「名所絵」や「道中絵」、人気歌舞伎役者や歌舞伎のワンシーンを描いた「役者絵」、性をテーマとした「春画」などがあります。
また、浮世絵は社会風刺として用いられることもありましたが、どの人物に対する風刺であるかが直接的にはわからないよう人物を動物に置き換えた「戯画」も描かれました。

骨董品買取の特徴

お客様が安心してご利用いただける買取店を目指しております

経験豊富な鑑定士が骨董品を査定

骨董品の中には専門知識がないと価値に見合った査定をすることが難しい品があります。アジアアートギャラリーでは幅広いジャンルの知識が豊富な鑑定士が価値に見合った査定をいたします。

鑑定・査定後のキャンセルも可

査定額にご納得いただけなかった場合はキャンセルして頂いても構いません。キャンセル料などを請求する事も一切ございませんので、お気軽に出張買取をご利用ください。

種類や量を問わず鑑定・買取いたします

倉庫や蔵から出てきた骨董品や、先代がコレクションしていた絵画など、年代や価値がわからないお品も一つずつ丁寧に鑑定させていただきます。

出張費や鑑定料などの手数料完全無料

出張にかかる費用や鑑定・査定等の手数料もいっさいいただき査定額にご納得いただいた場合には、その場で現金でお支払いいたします。

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