乾隆年製款 礬紅地墨彩金彩人物図双耳瓶

【福岡県福岡市南区買取】
福岡市南区にて、中国の彩磁瓶を買取いたしました
このたび福岡市南区のお客様より、中国・景徳鎮の彩磁瓶をお譲りいただきました。扁壺形の胴に青い点描の螭龍(ちりゅう)耳を備えた双耳瓶で、礬紅(ばんこう)と呼ばれる鉄赤の唐草文様を地に、白い窓絵には墨彩と金彩による細密な人物図が描かれています。片面には唐子遊び図、もう片面には高士たちが書画を囲む鑑賞図。肩と裾には雪景山水の小窓も配され、見どころの多い一品です。
「乾隆年製」款の見極めについて
底には「乾隆年製」の鉄赤金彩篆書款がありますが、これは乾隆期の官窯を示すものではなく、後の時代に乾隆様式へ倣って入れられた寄託款です。釉薬の質や彩料の発色、絵付けの筆致などを総合し、清末から民国期にかけての作と判断いたしました。当店ではこうした款と実年代の関係を一つひとつ確認し、根拠とあわせてお客様に正直にお伝えしています。実年代を踏まえてもなお、この時代の墨彩金彩人物画は景徳鎮細密画の見せ場であり、本品の老人たちの表情や衣文の描き込みは丁寧で評価できるものでした。
先代のコレクションを、次の持ち主へ
本品は、昭和の時代に集められたご家族のコレクションの一つとして大切に保管されていたものです。木製の台座とともに伝わり、長く床の間を飾ってきた品とのこと。査定の席では、品物の来歴をうかがいながら、款の見方や時代の根拠を一つずつご説明いたしました。先人が手元に置き続けた品を、価値の分かる次の方へ確かに手渡すこと。それが私たちの仕事だと考えています。
中国美術・骨董品の買取はアジアアートへ
アジアアートでは、福岡市を中心に九州全域で中国美術・骨董品の買取を行っております。掛軸、陶磁器、書、煎茶道具など、款や箱書きの真贋を含めて誠実に査定いたします。ご自宅への出張買取も承りますので、福岡県・長崎県をはじめ、ご整理をお考えの方はどうぞお気軽にご相談ください。




