イタリア陶製人形
【長崎県長崎市買取】
長崎の美術骨董品、特に西洋アンティークの魅力を探る旅
長崎県長崎市、その歴史ある街並みを歩いていると、異国情緒あふれる雰囲気に心奪われます。出島を通じて西洋文化が流入した歴史を持つこの街は、今も多くの美術品や骨董品のコレクターを魅了し続けています。
そんな長崎で、当店「日本中国美術骨董品アジアアート長崎」は、西洋アンティークの買取りにも力を入れています。マイセンやウェッジウッド、ラリック、エミール・ガレなどの西洋ガラス製品など、幅広いジャンルの逸品との出会いが私たちを日々刺激してくれます。
先日、長崎市内にお住まいのお客様からご依頼をいただき、イタリアの陶製人形の買取りをさせていただきました。作品はGIUSEPPE CAPPE(ジュゼッペ・カッペ)による面白味のある人物像でした。
お客様は90年代にヨーロッパを旅行された際、各地の蚤の市でアンティークやアクセサリーを収集されていたそうです。パリの有名な蚤の市、クリニャンクールにも足を運ばれたとのこと。近年では日本人バイヤーも多く訪れる人気スポットですが、当時はまだそれほど知られていなかったそうです。
さて、今回買い取らせていただいたCAPPE作品についてご紹介しましょう。GIUSEPPE CAPPEは20世紀前半に活躍したイタリアの彫刻家・陶芸家です。特に風刺的な人物像で知られ、その独特の表現力は多くのコレクターを魅了してきました。
今回の作品は、帽子をかぶった老人の胸像です。特徴的な大きな鼻と、本の上に乗っかるように座る姿が印象的です。表情には皮肉めいた雰囲気が漂い、CAPPEらしい風刺性が感じられます。
制作技術も見事で、陶器の質感を生かしながら繊細な表情を表現しています。しかし、残念ながら名品クラスとまでは言えず、買取価格は20,000円となりました。とはいえ、CAPPEのユーモアセンスが詰まった魅力的な一品です。
西洋アンティーク、特にこういった陶製人形は、時代や作家によって価値が大きく変わります。マイセンやウェッジウッドなどの有名ブランドはもちろん、個性的な作家の作品も高値で取引されることがあります。
ただし、CAPPEのように知る人ぞ知る作家の場合、市場価値は必ずしも高くありません。しかし、その芸術性や歴史的価値は決して低くないのです。私たちはそういった作品の魅力や価値を正確に見極め、適切な価格で買い取ることを心がけています。
長崎での骨董品買取りは、常に新たな発見の連続です。出島を通じて入ってきた珍しい西洋の品々が、今も眠っているかもしれません。ウェッジウッドの陶器やラリックのガラス製品など、長崎ならではの逸品との出会いを楽しみにしています。
もし皆様のお手元に、西洋アンティークや美術品、骨董品がございましたら、ぜひ当店にご相談ください。マイセンやエミール・ガレなど、有名作家の作品はもちろん、今回のCAPPE作品のような個性的な品々も、丁寧に査定させていただきます。
長崎県内はもちろん、佐世保市や長崎県全域での出張買取りも承っております。皆様のお宝との出会いを、心よりお待ちしております。
最後に、長崎の魅力について少し触れておきましょう。西洋と東洋が交わるこの街では、今も多くの文化財や歴史的建造物が大切に保存されています。グラバー園や出島、オランダ坂など、観光スポットとしても人気です。
そんな歴史ある街で、美術品や骨董品の価値を見出し、次の世代に伝えていく。それが私たち「日本中国美術骨董品アジアアート長崎」の使命だと考えています。皆様の大切な品々を、適切に評価し、新たな価値を見出していく。その過程に携わることができる喜びを、日々感じています。
美術品や骨董品の買取り、査定のご相談は、ぜひ当店までお気軽にお問い合わせください。長年の経験と豊富な知識を活かし、丁寧に対応させていただきます。皆様とお会いできることを、心よりお待ちしております。