誰もが見捨てたものから、私たちは黄金を錬金します
【福岡県福岡市南区買取】
この度、福岡市南区のお屋敷にて、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の「猫と自画像」という版画作品を買取させていただきました。丸縁眼鏡をかけた藤田嗣治が愛猫と共に描かれた自画像で、彼の代表的なモチーフである猫が印象的に表現された貴重な作品です。
藤田嗣治の魅力と市場価値
エコール・ド・パリの巨匠
藤田嗣治(1886-1968)は、日本が誇る世界的な洋画家です。1913年にフランスに渡り、パリの芸術家集団「エコール・ド・パリ」の一員として活躍しました。特に「乳白色の肌」と呼ばれる独特の技法で描かれた裸婦像は、パリの美術界に衝撃を与え、一躍有名になりました。
猫をモチーフにした作品の特徴
藤田嗣治は生涯を通じて猫を愛し、多くの作品に猫を描きました。今回買取させていただいた「猫と自画像」も、そうした作品の一つです。細密な線描による表現力と、猫の毛並みの質感を見事に表現した技術は、まさに藤田嗣治ならではの魅力です。
版画作品の価値と鑑定ポイント
版画作品の重要性
藤田嗣治の版画作品は、絵画作品と比較すると手に入りやすい価格帯でありながら、作家の技術と芸術性を十分に堪能できる作品として高く評価されています。特に自画像をテーマにした版画は希少性が高く、コレクターからの需要も旺盛です。
専門的な査定のポイント
当社では、版画の状態、刷りの質、サインの有無など、専門的な観点から総合的に査定いたします。今回の作品は、保存状態も良好で、版画特有の繊細な線の表現が美しく残っており、高い評価をさせていただきました。
福岡市南区での出張査定体験
丁寧な査定で見つかった意外な発見
福岡市南区のお屋敷にお伺いした際、一見すると古い資料や書類のように見える厚紙に挟まれた残紙の束がございました。私どもでは一つ一つのお品物を丁寧に確認させていただくことを心がけており、その束の中から、ふと目に留まった一枚を引っ張り出してみたところ、それが藤田嗣治の版画作品でした。
この発見をお客様にお伝えしたところ、「実は以前、他の業者さんに見てもらったけれど、特に価値のあるものはないと言われて…」とさりげなく語られました。まさに「誰もが見捨てたものから、私たちは黄金を錬金する」瞬間でした。時には思いがけない場所に、貴重な作品が眠っていることがあるのです。
丁寧な説明と適正価格での買取
お客様には作品の価値、市場での評価、保存状態などを詳しくご説明し、適正な価格での買取をご提案させていただきました。「思っていた以上の価格で買い取っていただき、安心しました」とのお言葉をいただき、私どもも嬉しく思います。
九州地方と洋画コレクションの歴史
福岡をはじめとする九州地方には、明治時代以降、多くの実業家や文化人が優れた美術品を収集してきた歴史があります。特に戦後復興期から高度成長期にかけて、質の高い洋画作品が多く収集され、現在でも貴重な作品が大切に保管されているケースが少なくありません。
当社の強みと信頼性
専門知識と豊富な経験
日本中国美術骨董品買取アジアアートでは、藤田嗣治をはじめとする近現代洋画作品の査定・買取に豊富な経験を持つ専門スタッフが対応いたします。作品の真贋判定から市場価値の算定まで、確かな目利きでお客様の大切な美術品を適正に評価いたします。
安心・信頼の出張査定サービス
福岡市内はもちろん、福岡県全域への出張査定を承っております。美術品や骨董品は重量があったり、大きなサイズの作品も多く、またお客様によっては大量のお品物をお持ちの場合もございます。「どのような品物に価値があるのか分からない」「屋敷全体の荷物を一度見てもらいたい」といったお客様の多様なニーズにお応えするため、無料出張サービスを真摯に行っております。
今回の藤田嗣治版画のような発見は、まさに出張査定だからこそ実現できたものです。もしお客様に「価値がありそうなものだけ持参してください」とお願いしていたら、この貴重な作品は厚紙の束に埋もれたままだったでしょう。現場で実際にお品物を一つ一つ確認することで、思いがけない宝物に出会えることがあるのです。
一部の買取業者では出張買取を否定的に扱うケースもございますが、当社では長年にわたって培った信頼関係とコンプライアンス体制のもと、お客様の利便性を第一に考えた出張査定を実施しております。経験豊富で誠実なスタッフが、お客様のご自宅で安心してお任せいただける環境を整えております。
まとめ
今回の藤田嗣治「猫と自画像」版画の買取事例は、当社の専門性と信頼性を示す好例です。お客様の大切な美術品を適正価格で買取させていただき、新たなコレクターのもとへ橋渡しできることを誇りに思います。
福岡で美術品・骨董品の売却をお考えの際は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。経験豊富な専門スタッフが、お客様のご要望にお応えいたします。