【福岡県福岡市早良区買取】

現代アートの宝石、間部学作品との出会い – 福岡での美術品買取エピソード

福岡県の美術品買取の最前線で活動する私たちにとって、素晴らしい作品との出会いは何よりの喜びです。今回は、福岡市早良区のお客様から買取させていただいた、日系ブラジル人画家・間部学（マナブ・マベ）の抽象絵画「涼」についてお話しします。

現代アートの分野で、間部学は独特の存在感を放つ作家です。1924年にサンパウロで生まれた彼は、日本とブラジルの文化が融合した独自の芸術世界を築き上げました。抽象表現主義の先駆者として知られる間部の作品は、色彩豊かで力強い筆致が特徴的です。

この度買取させていただいた「涼」という作品も、まさにそんな間部学の真骨頂を示すものでした。涼やかな青緑色を基調としながら、紫や黒のコントラストが効いた構図は、見る者の心に清涼感と同時に深い思索を喚起します。

お客様との出会いは、福岡市内での美術品・骨董品の出張査定の際でした。ご自宅に伺った際、リビングに飾られていたこの作品に一目惚れしたのを覚えています。お客様は、「実は長年大切にしてきたのですが、引っ越しを機に手放すことを考えていました」とおっしゃいました。

私たちは、現代アートの価値評価に特化したスタッフを揃えています。その場で作品の状態や署名、制作年などを丁寧に確認させていただきました。幸い、保存状態も良好で、作品の魅力を損なうようなダメージは見られませんでした。

お客様とお話しする中で、この作品にまつわる興味深いエピソードも伺えました。「実は20年ほど前、福岡で開催された間部学の個展で購入したんです。当時はまだ若くて、こんな高価な絵を買って大丈夫かなと不安だったことを覚えています」と、懐かしそうに語られました。

現代アート、特に抽象画の魅力は、時代を超えて色褪せないことです。20年の時を経て、この作品の価値はむしろ高まっています。間部学の作品は、国内外の美術館でも高い評価を受けており、美術品市場でも安定した人気を誇っています。

私たちは、お客様の大切にされてきた思い出と作品の芸術的価値の両面を考慮し、丁寧に査定を行いました。最終的に、10万円での買取をご提案させていただき、お客様にもご納得いただけました。

「正直、もっと値下がりしているかと思っていました。大切に扱ってくださる方に渡せて安心です」というお客様の言葉に、私たちも身が引き締まる思いでした。

美術品や骨董品の買取において、作品の価値を正確に見極めることはもちろん大切です。しかし、それ以上に重要なのは、その作品にまつわる物語や思い出を理解し、尊重することだと考えています。私たちは単に「モノ」を買い取るのではなく、その作品に込められた歴史や感情も一緒に受け継ぐ責任があります。

間部学の「涼」は、現在、弊社のギャラリーで大切に保管しています。この作品との出会いを通じて、改めて現代アートの魅力と、美術品が持つ力を実感しました。色彩の躍動感、抽象表現の奥深さ、そして20年の歳月が作品に与えた深みー全てが調和し、見る者の心を揺さぶります。

福岡県を中心に、九州一円で美術品・骨董品の買取を行う私たちにとって、このような素晴らしい作品との出会いは大きな喜びです。絵画はもちろん、掛軸、茶道具、中国美術品、さらには刀剣に至るまで、幅広いジャンルの作品を扱っています。

お客様のもとで眠っている価値ある美術品はありませんか？私たちは、出張査定・出張買取を通じて、お客様の大切な品々に新たな生命を吹き込む手伝いをさせていただきたいと考えています。福岡市はもちろん、福岡県全域でサービスを展開しておりますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

美術品や骨董品は、時代とともにその価値が変化することがあります。特に現代アートは、作家の評価や市場動向によって価格が大きく変動する可能性があります。だからこそ、専門知識を持ったスタッフによる適切な査定が重要です。

私たち「日本中国美術骨董品アジアアート」は、常に最新の美術市場の動向を把握し、お客様の作品に最適な評価をご提供することを心がけています。今回の間部学作品の買取事例のように、お客様の思い出を大切にしながら、作品の真の価値を見出すー。それが私たちの使命だと考えています。

美術品・骨董品の売却をお考えの方、あるいは所有している作品の価値をお知りになりたい方。ぜひ一度、私たちにご相談ください。出張査定は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。きっと、皆様の作品の新たな魅力を発見できるはずです。

美術品との素晴らしい出会いは、まだまだ続きます。次はどんな作品と出会えるのか、今から楽しみでなりません。福岡の美術品買取の最前線で、私たちは今日もお客様の大切な作品との出会いを心待ちにしています。