漢銅鼎形焜爐

漢銅鼎形焜爐

【佐賀県鳥栖市買取】

買取事例:佐賀県鳥栖市で見つけた漢の時代の宝 – 漢銅鼎形焜爐

こんにちは。福岡市中央区大宮にある「日本中国美術骨董品アジアアート」です。今回は、佐賀県鳥栖市での驚きの発見についてお話しします。

意外な場所での出会い

ある日、鳥栖市のお客様宅へお伺いしました。畳の間に骨董箱が数点。でも、肝心の中身が見当たりません。「さて、どこにあるのかな」と室内を見回していると…

なんと、分別ゴミの袋の中から見つかったのです!しかも鉄くずと一緒になって。木箱の作品名には「漢時代の銅器の三足香炉」とあります。これが私たちの探していた「漢銅鼎形焜爐(かんどうていけいこんろ)」だったのです。

漢の時代って?

ここで少し歴史のお話を。漢の時代は前漢・後漢と呼ばれ、紀元前206年から紀元後220年まで、約400年間続きました。中国を統一した強大な王朝です。

そして驚くことに、この時代の日本は弥生時代後期。ここ佐賀県では、有名な吉野ヶ里遺跡がちょうどこの時期に当たるんです。

佐賀の歴史と漢銅鼎形焜爐

佐賀県、特に吉野ヶ里遺跡は日本の弥生時代を代表する遺跡として知られています。実は、今回のお客様の中にも、発掘調査に関わるお仕事をされている方がいらっしゃいました。

石棺墓や副葬品の調査は今も続いています。「この先、どんな大発見があるかもしれませんね!」とお客様と盛り上がりました。

そんな歴史豊かな土地で、中国・漢の時代の焜爐が見つかるなんて。歴史のロマンを感じずにはいられません。

漢銅鼎形焜爐の魅力

さて、この漢銅鼎形焜爐。一見すると古い青銅の道具ですが、実は約2000年前の中国の技術を今に伝える貴重な品なのです。

青銅製の本体には繊細な模様が。三本の足はしっかりと地面を踏みしめています。手に取ると、その重みに「ずっしり」。2000年の歴史を感じます。

焜爐というのは、食べ物やお酒を温めるための道具。当時の人々の生活が目に浮かぶようです。

大切なお願い:古いものを捨てる前に

今回の発見で、私たちは大切なことを学びました。皆さまにもお伝えしたいのです。

ご自宅やご実家の整理で「古いもの」や「よくわからないもの」が出てきたら、すぐに捨てずに、ぜひ専門家にご相談ください。

今回のように、「ただの古い道具」や「鉄くず」に見えるものの中に、実は貴重な文化財が眠っていることがあるのです。

最近は、お屋敷の荷物整理でお呼びいただくことが増えています。私たち「日本中国美術骨董品アジアアート」は、そんな”眠れる宝物”を見つけ出し、正しく評価することを使命としています。

皆さまの大切な品々を、間違って捨ててしまうことのないよう、どうかお力をお貸しください。ちょっとしたものでも、お気軽にご相談いただければと思います。

これからの漢銅鼎形焜爐

この漢銅鼎形焜爐は、当店で買い取らせていただきました。今後、博物館や美術館で展示されるかもしれません。

そうなれば、2000年前の中国の職人の技と、佐賀の地で大切に守られてきた歴史が、未来へとつながっていくことでしょう。

私たち「日本中国美術骨董品アジアアート」は、これからも文化と歴史をつなぐお手伝いをしていきたいと思っています。

皆さまのお家に眠る「古いもの」「よくわからないもの」、もしかしたら大発見があるかもしれません。ぜひ、お気軽にご相談ください。歴史の新しいページを、一緒に開いてみませんか?

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