小室翠雲花鳥図掛軸
【福岡県福岡市東区買取】
古いお屋敷の整理品です。先代がご収集されていた品々をお身内の方で分けられた中の一品とのことでした。そのお屋敷は十数年前に取壊しがあり、その時に当お品を現在の保管場所へ移されたそうです。時間が経つにつれカビや傷みなどの劣化が心配になり、ご家族で相談して、今回思い切って売却することに決めたとのことでした。ここまではご売却までの経緯として、よく聞くお話しのように思います。そのため現在の持ち主様は、作品の内容をほぼご存じなかったため、商品査定中、作品の見どころや扱い方、また査定額の算出方法など、思いつく範囲でご説明をさせていただきました。持ち主様は静かな方で、あまり会話が盛り上がらないので、こちらとしては逆に弊社を警戒されているのかな、と心配になりましたが、査定の途中、わざわざコンビニで買ってきたお茶を出していただき、少しはお役に立てたのかなと安心した次第です。名品が含まれており、ご家族と相談と聞いていましたので、商品査定後は速やかに退出し、帰りの車ではいただいたお茶を一気に飲み干し満足な一日となりました。それから一週間ほど経って、今回の持ち主様から、先日査定品の売却を、とお電話をいただきました。実は、あの後、弊社にしようと持ち主様の間では話しがまとまっていたのですが、どうしても、と知人の依頼で他社様にお見せする予定を組んでいたので連絡に時間がかかってしまったと言っていただきました。