現代ソビエト絵画 サンディレフ 油彩「ぐみ」を買取

【福岡県福岡市中央区買取】
福岡市中央区のお客様より、現代ソビエト絵画の油彩作品をお譲りいただきました。
作品について
秋の村を背景に、ガラスの花瓶に挿したナナカマドの実を描いた油彩画です。手前に静物、奥に風景を重ねた構図で、室内と屋外がひとつの画面に溶け合うように描かれています。
■ 手前の静物
緑がかったガラスの花瓶から、ナナカマドの枝が大きく広がっています。赤い実の房は絵具を厚く盛り上げて描かれ、近くで見ると一粒一粒が立体的に浮き上がって見えます。卓上には折れた一枝と、こぼれた小さな実が添えられています。葉は細い筆で一本ずつ描き分けられており、厚塗りの実との対比が画面にリズムを生んでいます。
■ 背景の村の風景
背景には黄葉に染まった丘と、鐘楼や丸屋根の建物、赤い屋根の家並みが広がります。木々の幹は、乾ききる前の絵具をひっかいたような細い線で表されています。空の青から山の黄色へ移る色の重なりも丁寧です。写実よりも、記憶の中の秋の村を描いたような、やわらかな雰囲気を持つ作品です。
■ ナナカマドという画題
ナナカマドはロシア語で「リャビーナ」と呼ばれ、ロシアでは秋を代表する木として親しまれています。民謡や詩にもたびたび登場し、ロシアの画家たちが好んで描いてきた画題のひとつです。赤い実と黄葉の組み合わせは、ロシアの秋の風景そのものといえます。
■ 署名と額装
画面左下には赤い絵具でキリル文字の署名が入っています。額は彫刻の入った金色の額に布張りのマットを合わせた、重厚な仕立てです。
作家 サンディレフについて
額のプレートには「САНДЫРЕВ И.Т. 1932」とロシア文字で刻まれています。海外の美術市場の記録では、イワン・タラソヴィチ・サンディレフ(1932〜2002年)というロシアの画家として扱われています。プレートの1932は生年を示すと考えられます。国内では「サンジレフ」の表記で流通していますが、略歴を詳しく伝える国内資料は多くありません。
査定のポイント
ソビエト絵画は作家によって評価に大きな差があります。今回は、作家名を裏付ける額のプレートが残っていたことを評価しました。署名・プレート・画面の状態を一つずつ確認したうえで、買取価格をご提示しています。
大きな作品は出張買取をご利用ください
額装された油彩画は、運ぶだけでも一苦労です。このような大きな作品は出張買取をご利用ください。当店の専門スタッフが無料で査定にお伺いします。買取価格がご希望に届かなければ、売却されなくて結構です。一切お気になさらず、気軽にお申し込みください。
■ お伺いの前にお聞きすること
お伺いの前に、どのような品物か、何点あるかをお聞きしています。品物に合ったスタッフがお伺いし、その場で根拠のある査定をお伝えするためです。お話を伺ったうえで、出張よりも写真でのご相談や店頭へのお持ち込みの方が、お客様のご負担が少ないとご提案することもございます。
「何なのか自分ではよく分からない」という品物でも大丈夫です。品物の画像をメールやLINEでお送りいただければ、こちらで拝見して判断いたします。メールやLINEが苦手な方は、お電話で品物の様子をスタッフにお伝えください。「油絵が1枚、額の裏に外国語のプレートがある」といった程度で構いません。
■ 初めての方は写真を持って店頭へ
初めてご利用の方は、知らない業者を家に呼ぶことにご不安もあると思います。その場合は、作品の写真をスマートフォンなどで撮影して、福岡市中央区大宮の店舗へお持ちください。概算の買取相場や、買取までの手続きについてご説明いたします。
今回の作品のように、額の裏のラベルや小さなプレートが作家を知る手がかりになることがあります。撮影の際は、表だけでなく裏面やサインの部分も写しておいていただくと、より正確にお答えできます。
福岡市・北九州市・佐世保市をはじめ、絵画・骨董品の買取はアジアアートへお気軽にご相談ください。




