中国近代書画 墨彩 荷花図・菊花図 双幅掛軸を買取

【佐賀県伊万里市買取】
佐賀県伊万里市のお客様より、中国近代の書画掛軸を買い取らせていただきました。蓮(荷花)と菊を描いた双幅で、夏の花と秋の花を一対に仕立てた華やかな作品です。
買取品のご紹介
■ 蓮と菊を一対にした双幅
一幅目には、紅色の蓮の花とつぼみが、濃淡のある墨の葉の間から伸びる姿が描かれています。もう一幅には、鮮やかな黄色の菊が上下に咲き、その下には墨だけで描かれた白菊と岩が配されています。どちらにも画面の上部から脇にかけて長い賛が書かれ、落款印が押されています。
■ 大胆な墨彩の表現
この作家の見どころの一つが、大胆な墨彩の表現です。蓮の葉や菊の葉は、たっぷり含ませた墨を一気に置くように描かれ、そこに紅や黄の色彩がくっきりと映えます。細部を描き込むのではなく、筆の勢いと墨の濃淡で花の生命力を表す、近代中国の花卉画らしい力強い作風です。
中国書画の査定で確認するところ
■ どの作家が描いたか
中国の近代書画は、どのような作家が手掛けたかが評価に大きく関わります。そのため作風、紙や絹などの素材、落款と印章、賛の書、掛軸に添えられたしおりなど、いくつもの点を照らし合わせて確認していきます。
■ 共箱がないことが多い中国書画
日本の掛軸では、作家自身が箱に署名をした「共箱」が真贋や価値の大切な手がかりになります。一方、中国の書画掛軸は共箱が無いものがほとんどで、ここが日本の掛軸との大きな違いです。箱がないからといって価値が低いわけではなく、作品そのものを見る目が問われる分野です。
伊万里・有田と中国をつないだ時代
1972年、日中国交正常化。同じ年の秋には上野動物園にパンダがやって来て、日本中が中国への関心に沸いたことを覚えておられる方も多いのではないでしょうか。
お客様のお話では、この頃から伊万里・有田の窯元経営者の間で、磁器の故郷である景徳鎮や、青磁で知られる龍泉窯を見ておきたいという声が高まり、地元の窯元有志による訪中が相次いだそうです。北京や上海では外国人向けの国営売店「友誼商店」を訪れ、景徳鎮では地元の絵付師や文化人との交流会にも招かれたとのことでした。
その席で「磁器の絵付けの参考にしてください」とその場で揮毫された掛軸や、現地の老書画家から譲り受けた作品を、皆さん大切に持ち帰られたそうです。今回の双幅も、そうした来歴を持つお品とお聞きしました。伊万里と景徳鎮、焼き物の町どうしの交流が、一対の掛軸として今に残っています。
中国書画・掛軸の買取はアジアアートへ
ご家族が昔、中国旅行や仕事の交流で持ち帰られた掛軸が、押し入れや蔵に眠っていることは少なくありません。作家名が分からない、箱がない、という場合でも問題ございません。アジアアートでは中国美術を専門に、一点ずつ丁寧に拝見し、お品の背景にあるお話も含めてお伺いいたします。
福岡本店のほか、北九州、佐世保(アジアアート長崎)を拠点に、伊万里市・有田町をはじめ佐賀県全域へ出張買取にお伺いしております。強引な買取は一切いたしませんので、どうぞお気軽にご相談ください。


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