螺鈿と翡翠が彩る清朝六曲衝立の物語
【長崎県佐世保市買取】
清朝の螺鈿と翡翠が彩る六曲衝立を買取。佐世保市のお客様より、中国伝統工芸の粋を集めた六曲衝立をお譲りいただきました。黒漆地に白蝶貝の螺鈿細工と24個の翡翠・瑪瑙の置物が輝く、清朝後期の逸品です。
一流職人による技巧の結晶
この六曲衝立は、黒漆塗りの板面に白蝶貝の螺鈿で精緻な花文様と幾何学模様を施し、各面に中国古来の吉祥意匠を象った翡翠や瑪瑙の置物を嵌め込んだ作品です。螺鈿の白と金彩のラインが黒漆と鮮やかなコントラストを描き出しています。
置物が語る中国の吉祥世界
衝立に配された24個の置物には、明確な意図があります。
1.伝統的祭祀器物: 三足鼎や古代青銅器を模した花瓶は、学識と教養の象徴
2.瑞獣彫刻: 馬、獅子、牛、ラクダなどは、富と権力、長寿の象徴
3.日常文化器: 掲載画像の波打つ翡翠杯は、「連年有余」(毎年豊かさが続く)の吉祥を表現
特に注目すべきは掲載写真にある翡翠杯です。波打つような形状と流麗な曲線は、「水長流」(富が絶えず流れ込む)という伝統的吉祥意匠。祝宴で用いられ、飲み干すことで吉祥を体内に取り込むという風習がありました。
名品の証である重厚感
実物は見事な重量感があり、これは使用されている翡翠や瑪瑙が本物の高級素材であることの証です。特に翡翠は中国では「石中の王」と称され、良質なものほど比重が高くなります。
各置物の彫刻技術も一級品です。翡翠や瑪瑙は硬度が高く、これほど繊細な彫刻を施すには、長年の修練を積んだ職人の技が必要です。写真に見られる翡翠杯の流れるような曲線と細部の彫り込みは、熟練の証です。
「日本中国美術骨董品アジアアート」の誠実な買取姿勢
このような大型で重量のある美術品は、多くの買取店が敬遠する傾向にあります。テレビCMや派手な広告を展開している業者ほど、実は「手軽な品物だけ」を扱うことが多いのが現実です。
当店「日本中国美術骨董品アジアアート」では、長年の経験と専門知識を活かし、どんな大型・重量品であっても、その真の価値を見極め、適正価格での買取を実現しています。今回の六曲衝立も、お客様のご自宅まで専門スタッフが出張し、細部まで丁寧に査定させていただきました。
骨董品売却は信頼できる専門店で
美術品・骨董品の売却は、一生に何度もある経験ではありません。だからこそ、宣伝の派手さではなく、専門知識と誠実な対応力を備えた買取店選びが重要です。
当店では、この六曲衝立のような特別な逸品から、一般的な古美術品まで、幅広く買取しています。「これは価値があるのかしら?」と思われる品物がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。思わぬ宝物が、あなたのお家に眠っているかもしれません。
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