備前焼買取高額査定のコツ!共箱や状態で高く売る!
備前焼を所有していて、少しでも高く売りたいと考えている皆さん。
「せっかくの備前焼だから、高く売りたいけど、どこでどう売ればいいか分からない」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、備前焼の買取に関する知識や、高く売るための具体的な方法を解説していきます。
備前焼を安心して高く売却できるよう、サポートさせていただきます。
備前焼買取の基礎知識
備前焼は、日本六古窯のひとつに数えられる歴史ある焼き物で、岡山県備前市伊部(いんべ)で生産される陶器です。
備前焼の特徴は、釉薬を使わずに約1300度で焼成される点にあります。
そのため、土の成分や炎の当たり方によって、一つ一つ異なる表情を見せるのが魅力です。
備前焼の種類
備前焼は、その焼き色や柄によって様々な種類に分類されます。
胡麻
胡麻をまぶしたような柄が特徴です。
炎の力強さを感じられる焼き色・柄です。
色は白、黄色、青などがあります。
桟切
燃え尽きて生まれた灰に焼き物の一部が埋もれていぶされることでできる柄です。
灰に埋もれた部分の変色によって模様が生まれます。
自然に灰に埋もれてできた柄を「自然桟切」、人が意図的に灰をまぶして作る柄を「人工桟切」と呼びます。
人工桟切は炭を入れて作られるため「炭桟切」とも呼ばれます。
色は黒、灰、青、赤褐色などです。
火襷
薄茶色の素地に赤や茶色などの襷のような色で出来た線がかかった模様を火襷と呼びます。
耐火性の高い藁を焼く際に敷き詰めていたところが化学反応によって模様になったことが始まりです。
牡丹餅
焼成時に小さな作品を重ね置き、焼成された際に接していた部分にできる模様を牡丹餅と呼びます。
備前焼の価値を決めるポイント
備前焼の価値は、作家、年代、状態、希少性などによって大きく変わります。
・ 作家:有名作家や人気作家の作品は、高値で取引される傾向があります。
・ 年代:古い時代の作品は、希少価値が高く、高額査定が期待できます。
・ 状態:傷や欠けがない、状態の良い作品ほど高額査定が期待できます。
・ 希少性:限定品や、生産数が少ない作品は、高値で取引される傾向があります。
備前焼を高く売るための2つのポイント
備前焼を少しでも高く売るためには、以下の2つのポイントを押さえましょう。
共箱などの付属品も一緒に査定に出す
備前焼の中には、共箱と呼ばれる木箱に入っているものがあります。
共箱には、作家名や作品名が書かれている場合があり、作品の情報源として役立ちます。
そのため、共箱がある場合は、必ず一緒に査定に出しましょう。
共箱以外にも鑑定書や説明書などがある場合は、併せて査定に出すことで、買取価格アップに繋がる可能性があります。
なるべく早く売る
備前焼に限らず、骨董品の買取において重要な査定ポイントとなるのが、作品の保存状態です。
焼き物の場合、欠け・ヒビ・割れなどが見られると買取価格は下がってしまうでしょう。
備前焼は土で出来ていますから、大切に保管していたとしても経年劣化を完全に防ぐことはできません。
特に備前焼は釉薬を使わないのが特徴ですから、湿気などの水分の影響を受けやすくなります。
時間が経ったり使ったりするごとに味わいが変わるのは備前焼の魅力の1つですが、買取という観点からは経年による変化は必ずしも良いこととはいえません。
その意味で、備前焼の状態が今より悪くなる前になるべく早く買取に出すというのは、1つの高く売るポイントとして挙げられるでしょう。
まとめ
この記事では、備前焼の買取に関する基礎知識と、高く売るための3つのポイントを紹介しました。
備前焼を売却する際には、作家、年代、状態、希少性などを考慮することで、より高く売却できる可能性があります。
備前焼を安心して高く売却できるよう、この記事が参考になれば幸いです。