自宅に飾ってある絵画を売却しようかと考えている、絵画の価値が気になるあなた。
「一体いくらで売れるんだろう」「高額査定が期待できる絵画ってどんなものだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、絵画の買取相場をジャンル別に解説し、高額査定が期待できる絵画の特徴を紹介することで、安心して絵画を売却できるようサポートします。

絵画買取相場！ジャンル別の相場を解説

絵画の買取相場は、ジャンルによって大きく異なります。
日本画、洋画、中国絵画、現代アートなど、それぞれのジャンルにおける一般的な買取相場を具体的な金額を交えて解説します。

日本画

買取相場は100,000円～1,000,000円前後です。
主に日本人が手掛けた絵画および日本的な技法の絵画を指します。
明治期に西洋画と区別するために生まれた名称で、水墨画が有名です。
伝統的な日本画の流派としては、狩野派や琳派などが知られています。
陰影が無く、濃厚にならない色彩が特徴的です。

洋画

買取相場としては200,000円～2,000,000円前後です。
日本画に対して主にヨーロッパで描かれた絵画のことを指します。
油絵・陶板画・水彩画・パステル画など種類が豊富なのが特徴的です。
海外の作家だけではなく、日本では明治以降に藤田嗣治・浅井忠・青木繁をはじめとした画家も活躍しています。
有名作家の作品については数千円または値が付かないことも珍しくありません。

中国絵画

買取相場は100,000円～1,000,000円前後です。
4,000年余りの歴史を持つ中国では絵画も古くから盛んです。
人物画、花鳥画、山水画といった主要な技法は8世紀までに確立されたと言われています。
深い洞察と哲学的な考察に基づいた作品が数多くあります。

現代アート

買取相場は100,000円～1,000,000円前後です。
現代社会の情勢や問題に対する批評を込めた作品が多いのが特徴的です。
表現技法が多種多様であり、作品によっては数千万円もの価値が付いています。

絵画を高価買取してもらうための方法

絵画を高価買取してもらうためには、出張買取、宅配買取、店頭買取など、様々な方法があります。
それぞれの方法の特徴を比較し、メリットとデメリットを明確にすることで、最適な買取方法を選択できるようサポートします。

出張買取

出張買取は、買取会社が自宅に訪問して絵画を査定し、買取を行ってくれるサービスです。
大きな絵画の梱包や搬出、運搬の手間が解消されるため、高齢者や体の不自由な方、忙しい方にとって非常に便利な方法です。

出張買取を利用するメリットは、以下の通りです。

・自宅にいながら査定を受けられる
・梱包や搬出、運搬の手間が省ける
・その場で現金を受け取ることができる場合もある
・査定額に納得がいかない場合は、買取をキャンセルできる場合もある

一方、出張買取にはデメリットもあります。

・査定額が低い場合がある
・すべての会社が対応しているわけではない
・査定に時間がかかる場合がある

宅配買取

宅配買取は、絵画を梱包して買取会社に送付し、査定してもらえるサービスです。
自宅から出なくても査定を受けられるため、忙しい方や遠方に住んでいる方にとって便利です。

宅配買取を利用するメリットは、以下の通りです。

・自宅から出なくても査定を受けられる
・時間や場所に縛られない

宅配買取にはデメリットもあります。

・梱包や発送の手間がかかる
・輸送中の破損リスクがある
・査定に時間がかかる場合がある

店頭買取

店頭買取は、絵画を直接買取店の店頭に持ち込み、査定してもらう方法です。
絵画の状態や価値を直接確認してもらえるため、より正確な査定を受けられます。

店頭買取を利用するメリットは、以下の通りです。

・絵画の状態を直接確認してもらえる
・より正確な査定を受けられる
・その場で現金を受け取れる

店頭買取にはデメリットもあります。

・絵画を店頭まで持ち運ぶ必要がある
・すべての会社が対応しているわけではない
・査定に時間がかかる場合がある

高額査定が期待できる絵画の特徴

サインや落款、状態、画家の存命など、高額査定が期待できる絵画の特徴を紹介していきます。
これらの特徴を理解することで、自分の絵画がどれくらいの価値があるのかを知り、より適切な売却方法を選択できます。

サインや落款が記されている

描いた作家のサインや落款（落款印）が記されている絵画は、通常の絵画よりも高値での買取が期待できます。
サインの有無で買取額が数万円単位で変わってくる場合もあるので、もしサイン入りの絵画を所持していた場合は、ぜひ査定に出してみてください。

シミやカビや破れなどのダメージがない

絵画にシミやカビがあったり、破れなどのダメージがあった場合は査定額が大幅にダウンしてしまう可能性があります。
もし破れてしまっていることに気づいても、素人の手で直そうとすると状態が悪化してしまう可能性があるので、売ろうと考えている場合はすぐに査定に出して買取会社に預けましょう。

絵の表面がひび割れていない

絵画は保存状態によって、経年劣化が起こり表面がひび割れてしまうことがあります。
ひび割れ以外にも、外傷などによる亀裂があったりすると買取額が下がってしまう可能性が高いので、破損させたり傷つけてしまわぬよう安全な場所で保管しましょう。
もしひび割れが進行しているようであれば、買取会社に買い取ってもらうか、絵画修復の専門会社に修復を依頼するのがおすすめです。

画家が亡くなっている

所持している絵画の画家が亡くなってしまっている場合は、それ以上新しい作品が作られないため、流通している絵画の価値が上がる傾向があります。

まとめ

この記事では、絵画の買取相場をジャンル別に解説し、高額査定が期待できる絵画の特徴を紹介しました。
絵画の買取相場は、ジャンルや作家、状態など様々な要素によって大きく異なります。
絵画を売却する際は、事前にこれらの情報をしっかり把握しておくことが重要です。

高額査定が期待できる絵画の特徴を理解することで、自分の絵画がどれくらいの価値があるのかを知り、より適切な売却方法を選択できます。
この記事が、絵画の売却を検討されている方の参考になれば幸いです。