神職の装束を解説!お祭りで着る衣装や普段着の違い、着方まで

神職の装束は、神道の世界において重要な意味を持つ、格式高いものです。
神職が着用する装束は、平安時代の貴族の装束を起源とし、時代を経て現代まで受け継がれてきました。
現代でも、神社の祭事や神事において、神職はそれぞれの位や神事にふさわしい装束を着用しています。

この記事では、神職の装束について、普段着から祭事用の装束まで、種類や意味、着こなし方などを解説していきます。

神職の装束とは?

神職の装束は、平安時代の貴族の装束を起源とするもので、位や神事によって着用するものが異なります。
普段着は白衣と袴ですが、祭事の際には、衣冠単、斎服、狩衣、浄衣など、より正式な装束を着用します。

普段着として着用する

神職は、普段着として白衣と袴を着用します。
白衣は、神職の清浄さを表す白い麻の着物です。
袴は、位によって色が異なります。
三級、四級は浅黄色、二級は紫色、二級上は紫地に薄紫の文様が入ったもの、一級は紫地に白の文様が入ったもの、特級は白地に白の文様が入ったものとなります。

祭事用の装束

祭事の際には、普段着よりも正式な装束を着用します。
祭事用の装束には、衣冠単、斎服、狩衣、浄衣などがあります。

衣冠単(いかんひとえ)

大祭の際に着用される最も正式な装束です。
袍(ほう)と呼ばれる上着の色は、位によって異なります。
特級、一級は黒、二級上、二級は赤、三級、四級は縹色(濃いブルー)となります。
冠を被り、単(ひとえ)という中着を着て、位に応じた色の袴を履きます。

斎服(さいふく)

中祭の際に着用される礼装です。
全身が白い絹でできており、位に関わらず同じ装束です。
衣冠単と違い、冠は纓(えい)と呼ばれる長い房がついたものを被ります。

狩衣(かりぎぬ)

小祭やその他の儀式などで着用される常装です。
平安時代の貴族の普段着を起源とする装束で、色や文様は基本的に自由です。

浄衣(じょうえ)

狩衣が神事専用に白い絹で作られたものです。
狩衣と浄衣の使い分けは神社によって異なります。

神職の装束の意味

神職の装束は、単なる衣服ではなく、神職の身分や位を示す象徴であり、神と人間をつなぐ重要な役割を担っています。

・ 位を示す:袴の色や衣冠単の袍の色は、神職の位を表しています。
・ 神事の格を示す:祭事の規模や種類によって、着用する装束が異なります。
・ 清浄さを表す:白衣や浄衣など、白い装束は、神職の清浄さを表しています。
・ 神と人間をつなぐ:神職の装束は、神と人間をつなぐ媒介としての役割を担っています。

神職の装束の種類と意味

神職の装束には、普段着の白衣と袴、祭事用の衣冠単、斎服、狩衣、浄衣などがあります。
それぞれの装束には、位や神事によって着用するものが決まっており、それぞれの装束には意味や由来があります。

普段着は白衣と袴

神職の普段着は、白衣と袴です。
白衣は、神職の清浄さを表す白い麻の着物です。
袴は、位によって色が異なります。
三級、四級は浅黄色、二級は紫色、二級上は紫地に薄紫の文様が入ったもの、一級は紫地に白の文様が入ったもの、特級は白地に白の文様が入ったものとなります。

祭事用の装束

祭事の際には、普段着よりも正式な装束を着用します。
祭事用の装束には、衣冠単、斎服、狩衣、浄衣などがあります。
それぞれの装束には、位や神事によって着用するものが決まっており、それぞれの装束には意味や由来があります。

神職の装束の着こなし方

神職の装束は、着こなし方にもルールがあります。
浄衣や狩衣は、小袖、差袴、当帯などを着用し、水干には上げ頸と垂り頸の2種類の着用方法があります。
それぞれの装束の着こなし方を理解することで、神職の装束をより深く理解できます。

浄衣や狩衣の着こなし方

浄衣や狩衣は、小袖、差袴、当帯などを着用して、上から浄衣や狩衣を羽織ります。

・ 小袖(こそで):麻や絹でできた白い着物です。
・ 差袴(さしこ):白い麻でできた袴です。
・ 当帯(あておび):白い麻でできた帯です。
・ 諸鉤(もろかぎ):当帯を結ぶための留め具です。

水干の着こなし方

水干は、上げ頸と垂り頸の2種類の着用方法があります。

・ 上げ頸(あげくび):浄衣や狩衣と同じような着方です。
・ 垂り頸(たりくび):後ろ紐を上に出さずに内部で交差させ、前に出して結ぶ方法です。

神職の装束を着る際の注意点

神職の装束は、神聖なものです。
着る際には、以下の点に注意しましょう。

・ 清潔な服装で着る:神職の装束は、神聖な場所に着るものです。
清潔な服装で着るようにしましょう。

・ 正しい手順で着る:神職の装束には、着る順番や着こなし方があります。
正しく着るようにしましょう。

・ 神職の装束を敬う:神職の装束は、神聖なものです。
敬意を持って扱いましょう。

まとめ

神職の装束は、平安時代の貴族の装束を起源とするもので、位や神事によって着用するものが異なります。

神職の装束は、単なる衣服ではなく、神職の身分や位を示す象徴であり、神と人間をつなぐ重要な役割を担っています。
神職の装束は、着こなし方にもルールがあり、正しく着ることで、神職の装束をより深く理解できます。

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