刀 無銘 伝会津二代三好政長

無銘、二代三好政長の刀(鑑定書付)です。体配は短めの刀で身幅、重ね尋常な適度に反りのつく体配。小板目肌が良く詰んでいる。刃紋は高低差のある小互の目乱れ。帽子は直ぐ調に掃けて返る。

二代三好政長は、江戸時代の延宝から岩代頃、会津国初代政長の次男で最上大業物刀工三好長道の弟です。政長家を継いで二代政長となるが、三好長道家の二代、三代が早世して跡継ぎなく絶家となったので、藩命により四代三好長道を継ぐ事になります。実兄で同門の初代三好長道は会津虎徹と称され、最上大業物として斬れ味の良さに定評のある有名刀工です。

同じ師に学び、藩命により三好長道家を継ぐように求められた、この二代政長もかなりの上手だと推測されます。

ここからはあくまでも希望的推測ですが、本作は二尺一寸弱で生ぶである、付属する拵が上手金具や金属製の鐺を用い、堅牢に造られた時代物本歌拵である事等から、恐らく会津藩の上級武士による注文打ではないかと、重ねて、あくまでも希望的推測なのですが・・・

このように色々な想像を巡らすのも初見の刀剣を鑑賞する際の楽しみです。特に本作のような出来の良い無銘の作品は想像が膨らみます。在銘の名工の作品をみて、刀の持つ迫力や作域の深さ等に圧倒される感覚を楽しみ、無銘の作品をみて想像を膨らませ自分なりの解釈をして楽しむ、と刀剣の世界には様々な楽しみ方があると思います。刀剣に興味を持って頂き、自分に合った楽しみ方を見つけて頂ければと思います。本作は初めて持つ刀剣にお勧め出来る、刀身、外装、共に楽しめる面白い作品になっています。

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2018-08-19T13:18:56+00:00