脇差 肥前国住吉廣 刀剣

肥前国住吉廣の脇差をお買取しました。

昭和26年3月の刀剣登録制度が本格施行される前の1月16日時点での福岡県3桁番号登録、日本美術刀剣保存協会の特別貴重刀剣認定書を昭和35年の時点で取得、肥前新刀の乱れ刃、小板目肌が練られ匂い出来が冴え、身幅、重ねともに厚く手持ちどっしりとした伊勢大掾を受領する前の若打ちっ力強く魅力溢れる脇差です。

初代肥前吉廣は初代肥前忠吉の門人で良業物刀工として忠吉晩年の代作を行い二代忠広の後見を務めた名工で自らの銘をきった作は少ないですが、間違いなく肥前新刀を代表する上手の刀工です。

個人的にはこの脇差は名刀だと思います。刀工としては一流なのに初代忠吉と二代忠広の間にいるが故の口惜しさを感じます。

刀・刀剣・刀装具の買取

2020-06-28T16:44:04+09:00