漆芸螺鈿細工道具箱をお買取させていただきました。細かな螺鈿細工が施された時代物の道具箱です。

虹色の輝き 鈿細工

螺鈿(らでん)細工には、貝殻の内側の虹色に輝く真珠層が用いられます。夜光貝(ヤコウガイ)や白蝶貝(シロチョウガイ)をはじめ、アワビなどの真珠層も使われています。

使用される貝には、それぞれ個性があり、扇形やストライプのような模様がある貝、赤みが強いものや青みが強いものといった色味が異なる貝など…様々な種類があります。どの貝の真珠層も複雑かつ鮮やかな色彩をもっています。

今回お買取させていただいた道具箱のほか、飾り棚やテーブル、小さなものだと手鏡など様々な美術工芸品に施される螺鈿細工ですが、今日ではなんと専門職人による手作りスマートフォンケースも販売されています。

奈良時代に中国からその技術が伝えられ、平安時代後期にかけて全盛を極めた螺鈿細工ですが、当時の人々にとって、遠く海の向こうからやって来たこの虹色には、私たちとは違った感動と憧れを抱いていたのではないでしょうか。

アジアアートギャラリー では、螺鈿細工や漆芸蒔絵作品など、高級古美術品のお取扱いをしております。

高蒔絵の硯箱など、高額買取が期待できる作品のご売却をお考えのお客様は、ぜひアジアアートギャラリー までご連絡下さい。