ゲルト・クナッパー作益子焼花瓶

ゲルト・クナッパーは、1943年(昭和18年)西ドイツ生まれのドイツ人陶芸家です。


1970年(昭和45年)頃には栃木県益子町へ移り住み、その地で陶芸修行の後、ゲルト・クナッパー26歳の時に外国人として初めてとなる益子焼の窯を築きました。

1980年頃からは、ドイツ、デンマーク、バンコク、タイ、香港、日本、その他世界の各地で個展を開き、1986年には、第25回「日本現代工芸美術展」で内閣総理大臣賞を受賞します。

東西の陶芸の架け橋となった、ゲルト・クナッパーの功績

作品の素晴らしさと共に、その作品を通して日本の陶芸を海外に広めた偉大な作家としてその名が知られています。

伝統にとらわれないユニークな作風、ゲルト・クナッパーがにじむ世界観

日本の伝統的な陶芸文化にとらわれず、モダンアートなどの要素も取り入れたその作品は、東洋とも西洋ともとれる両文化の風を感じます。


西ドイツを出発し、中東やインド、アメリカなど世界各地で陶芸の勉強を積んだゲルト・クナッパーが、ここ日本で開花させたその作風は、まさにゲルト・クナッパー自身の生き方そのものだったのではないでしょうか。

ゲルト・クナッパーの作品は、色褪せず現在でもとても人気があります。アジアアートギャラリー ではこのような後世に伝えていきたい作品を広く募集しております。

 

2020-06-28T19:10:33+09:00